40代女性:顎関節症、クリック音、開口制限

来院動機

仕事はデスクワークであり、首肩周りは常に硬くなりやすい。
顎の開口制限もあるが、頚部の可動域も狭くなっている。(特に後屈)
また、硬い物、大きいを食べるときに痛みが強くなる。

身体所見と治療、経過

顎の痛みで来院。
食事の際に大きく口を開けた時に右の顎に痛みが出た。
その後、常に噛み合わせが悪い。

 

初回施術

問診と運動検査、触診を行なった。口を開けると右の顎がガクガクと音が鳴る。痛みも伴う時もある。
また、頚部の可動域も狭く、首肩の筋肉の硬さ目立つ。
姿勢分析を行なった結果、猫背の状態であり頭が前に倒れすぎていることが、首に負担をかけ、顎の痛みにつながっていることが分かった。
治療は筋肉調整と顎の症状別矯正を行なった。
筋肉調整では、指圧で首周りの筋肉を緩めた。
症状別矯正では、先ずは猫背に対して背骨矯正を行い、顎周りの筋肉には専用のローラーをかけ、手技で顎の調整を行なった。
施術後痛みは7割程度まで落ち着いた。

2回目施術

まだ硬い物を食べる時に痛みが出る。頚部の可動域は前回よりも広い。
前回同様、筋肉調整と症状別矯正を行なった。
今回術後にテーピングを貼り、日常でも首の位置を安定させている。

10回目施術

痛みはピーク時の3割程度まで落ち着いている。
今回は自宅でできる首の位置を安定させる体操を教えた。
今後は自宅と院で両方でアプローチしていく。

担当者のコメント

顎の症状、改善がみられて良かったです。
顎の痛みもそうですが、身体の何処か一点だけが悪くなることは多くありません。
身体には連動性があるため、
痛みがある場合姿勢が悪かったり習慣が悪かったりすることが多いです。
当院では、習慣を変え姿勢を良くして痛みの改善をさせるノウハウがあります。
お身体のお悩みがある際は、ぜひ一度ご相談ください。